TOMPKINSブログ

セミナーに行ってきました!

TOMPKINS 水戸

こんにちは、TOMPKINS水戸の飛田です

当店で取り扱っているような時計メーカーでは我々販売員に向けて勉強会を開いてくれるところもありますが、先日BREITLINGのセミナーに参加してきましたので本日はその様子をご案内します。

受講してきたのは
"メカニカルクロノグラフマスターセミナー アドバンスコース" 
です

クロノグラフが多い同社にとって販売に携わる我々がその正しい知識をお客様に伝えることが重要ですが、実際にクロノグラフのムーブメントを分解してその仕組みを体感することによって接客に活かそうというのがメカニカルクロノグラフマスターセミナーなのです

しかも!今回は通常コースを修了した人のみが受講できるアドバンスコースで、内容は自社製ムーブメントのキャリバー01を分解してそのつくりの良さを勉強することが目的です
自社製ムーブメントの分解を出来る機会なんてそうはないですからお店を代表して張り切って行ってきました

  ↓自動巻のローター(回転錘)を外した状態
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  ↓クロノグラフのモジュール部分です
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  ↓自動巻とクロノグラフを外したベースムーブメント
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このような感じでキャリバー01を分解してきましたが、良いポイントは要約すると次の3つです

①実用性が高い

②耐久性も高い

③メンテナンス性まで高い

①の実用性については24時間いつでも日付の早送りが可能になっていたり、パワーリザーブが70時間まで伸びていることが挙げられます

②の耐久性については、手巻き部分の歯車やガンギ車(機械の中で回転数が非常に高い歯車です)、クロノグラフの動力を伝えるクラッチ部分など従来の機械では特に消耗が激しくなりがちだった箇所を改良しています。高い耐久性を獲得したことによって他のメーカーにはない5年間という長期保証をキャリバー01搭載モデルでは実現しています

③のメンテナンス性の高さは一見するとユーザーには関係なさそうですが実はそんなことはありません
最初の製造時や後のオーバーホールの際など、これまでのクロノグラフでは職人個々の技術に頼っていた箇所も多かったようですが、パーツの個体差がなくなり組立が容易になることによって人的エラーが減り、高いレベルの調整を安定して出来るようになっています
それによって買った当初のクオリティを維持していくことが可能になっているんです

このように3拍子揃っているキャリバー01は長く安心して使える、非常に高い完成度を誇る自動巻クロノグラフと言えます
お店ではもう少し深い話も出来るので、興味ある方は是非店頭スタッフまでお声をお掛け下さい