TOMPKINSブログ

8と言ったら・・・

TOMPKINS 水戸

こんにちは、TOMPKINS水戸の大橋です

さぁ、今日から8月、夏本番ですね
しっかり睡眠をとって暑さに負けないように頑張りたいと思います

今日は8月の"8"にちなんだ背景をもつ時計を紹介します

BVLGARI  オクト  シリーズです

オクト (octo)はラテン語で数字の8を意味する単語ですが、洋の東西を問わず古くからこの数字は人間が追い求める幸運と永遠のモチーフでした

その数字の持つパワーを考えたとき、ブルガリが久しぶりの新作の名前にそれを用いたのも分かる気がしますね

こちらはシリーズでは一番ベーシックなタイプになるオクト ソロテンポです。

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ケース直径38mmと41mmの2サイズにアリゲーターストラップ装着のものとメタルブレスレット装着のものがあるので手首のサイズに合わせてバランス良く見えるオクトを選んでいただけます

八角形と真円が融合した特徴的なケースやラッカー仕上げの光沢ある文字盤など非常に存在感のある時計ですが、これでもまだシンプルに感じてしまうという方にはとっておきのモデルがございますよ

オクト バイレトロ です

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どうです?この迫力
かなり前衛的なデザインでパッと見た感じでは何時を指しているのかさえ分からないでしょう

正面からの写真でご説明します

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まずは文字盤の中央やや上にある窓ですが、これは日付ではなく時(hour)の表示です
文字盤中央の針は分針になっていて、その下の針は日付を指し示します

つまり写真の状態では26日の9時48分を示しているのです

この時計のように時間を窓で表示する仕組みのものをその動きから"ジャンピング アワー"と呼びます
分針が60の目盛りまで到達すると、瞬時にディスクが動いて表示されている時間が変わるのです

ちなみに同じタイミングで分針も00の目盛りまで一瞬で戻りますが、このような扇状の針表示のことは"レトログラード"と呼びます。
分表示と日付表示の二つでレトログラードを用いているので"バイレトロ"なんですね


加えて裏蓋から見えるムーブメントもかなり気合いが入った仕上がりになっています

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ムーブメント全体に施されている魚の鱗のような模様は"ペルラージュ"という伝統的な装飾方法です
他ブランドに見られるペルラージュと比べても模様ひとつひとつのピッチが細かく、かなりの時間をかけて仕上げているはずです

また、シルバー色のロジウムメッキが主流になっている現在では、このモデルのような金メッキ仕上げのムーブメントは希少ですね
裏蓋がサンドブラストでツヤを抑えてあるので、そのコントラストでムーブメントの仕上げが際立って見えます


ここまで書いてもまだまだ語り尽くせない魅力がいっぱいの"オクト バイレトロ"、気になってしまった方はお茶でも飲みながらその作り込みをじっくり味わいに来てください