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BVLGARIらしさって、何?

TOMPKINS 水戸
こんにちは、TOMPKINS水戸の大橋です


今日は予告通り、"◯◯らしさって、何?"シリーズの第2弾

BVLGARIらしさって、何?

をお送りします


今回紹介するBVLGARIは偶然にも前回紹介したBREITLINGと同じ1884年に創業したブランドです

もっとも創業当時から時計を作り続けているBREITLINGと違ってBVLGARIは銀細工から始まったジュエリーのブランドであり、腕時計を作るのは1970年代になってからと最近の話です

腕時計づくりにおいてはまだまだ新米と言える部類に入りそうですが、数々のハイジュエリー製作で培ったノウハウは確かに腕時計へ受け継がれています


①例えば、ブレスレットのつくりの良さ

こちらは"BVLGARI"ロゴを敢えてなくした新世代のブルガリウォッチ、オクト

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こちらは40年近くアップデートされながら現在まで続くブルガリブルガリ

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ブレスレットをじっくり見ると時計本体側から徐々に細くなっているのが分かります
当然、形の違うコマを一個一個別に作らなければならないのでブレスレット製造の手間は増えてしまいますが、このようにブレスレットをテーパーさせることで着け心地は良くなります


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また、上の写真のように多くのモデルでブレスレットの脱着はバックルのプッシュボタンを押す方式になっています
これなら女性の方もネイルを気にせずに簡単に着け外しが出来ますね

このように装飾品から始まったブランドであるだけに、質のいいブレスレットはブルガリらしさのひとつでしょう


②そして質感と立体感に富んだケースデザイン

まずは、8角形モチーフが斬新なオクト

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110面でできたケースはそれぞれの面を艶有り、艶消しを巧みに使い分けることでその独特なケースをさらに印象深いものにしています


次に、スポーツウォッチシリーズのディアゴノ

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硬く加工の難しいハイテクセラミックですらこの通り、エッジが綺麗に立っていてシャープなケースと完全に同化しています


最後に、大定番のブルガリブルガリ

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ブルガリロゴの入ったベゼルはよく見るとグニャリと湾曲しているように見えます定番のデザインとは言え最近の時計らしく3次元でフォルムが見直されています


ご覧のように、それぞれのシリーズは立体感のつけ方こそ違えどどの時計も複雑な造形をしていて、他の時計にないキャラクターを得ることに成功しています
古代のローマやギリシャの建築群からインスピレーションを受けているとも言われる、表情に富んだケースデザインは間違いなく"ブルガリらしさ"と言えます




以上、ブレスレットとケースデザインからブルガリらしさをご案内しました

時計専業ブランドとは違った既成概念にとらわれない自由な時計づくりはブルガリの最も得意とするところであり、今後も驚きのある時計を期待できると思いますよ