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時計選びのヒント「ふ」

TOMPKINS 水戸

本日は天気予報での忠告通りに、午後2時頃に一時的ではありますが激しく雨が降る時間帯がありました

関東も梅雨に入って今日のような悪天候も増えてきそうなので、お出かけの際は熱中症と同様に急な通り雨と落雷にもご注意下さい


さて、今回の時計選びのヒント「ふ」に選んだキーワードは

“ プロファイル ” です


プロファイルとは横顔や側面を言い表す言葉ですが、時計にとってもサイドから見たデザインはとても大事なポイントです

自分自身では正面から時計を見るとしても、周りの人には斜め方向から見えることも多いので、時計の横顔が他人に与える影響は大きいと言えそうです

今回は特に時計のプロファイルに個性のある時計をピックアップしてみました


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IWC
ダ・ヴィンチ オートマティック

現在のダ・ヴィンチシリーズは1985年に発表されたモデルがデザインソースとなっています
クォーツショックの影響が色濃い時代に敢えて機械式時計復活にトライしたという背景から意図的にクラシックな外見を与えられていますが、一番の特徴はケースとは別体で取り付けられた上下に可動するラグでしょう
ムービングラグと名付けられたベルトの付け根のパーツは時計の側面にリズムを加え、ケース本体が浮かんでいるようにも見えます



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Cartier
バロン ブルー ドゥ カルティエ


2007年に発表されて以降着実にファンを増やしているバロンブルーは、モデル名が示す通り横から見ても風船のようにふっくらと丸みを帯びたフォルムが特徴です
サファイアクリスタルとステンレススティールという硬い素材同士を段差もなく滑らかな曲線のケースとして実現していますが、技術的には高いレベルが要求されるはずのものをさりげなく作っていることにジュエラーのプライドを感じますね



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BREITLING
プレミエ クロノグラフ 42


ミリタリークロノグラフとして有名なナビタイマーが生まれる以前に製造されていたエレガントなクロノグラフに着想を得たプレミエは、2018年に発表されて以来ブライトリングの歴史に更なる厚みをもたらすシリーズとして定着しつつあります
写真のモデルではベゼルに段差を設けたりケース側面に3本の水平なラインを入れることなどにより厚く見えがちなクロノグラフをすっきりと見せています




時計の見映えを良くするには文字盤に表情をつけたりケースとブレスレットの仕上げにこだわったりといくつかの方法がありますが、中でも立体感をつけることは遠目からも分かりやすいため最も重要なように思えます

他の人とはひと味違う存在感をもった時計を手にしたいなら、時計のプロファイルに注目して様々なものを比べてみて下さいね