時計選びのヒント「み」

9月になってからは天候の優れない日が続いていますね
南からは台風も迫ってきているようですので今後の進路を注意深く見守りましょう
気がつくと連載中の “ 時計選びのヒント ” も残すところあと7文字となりました
41文字目「み」のキーワードに選んだのは
“ 緑文字盤 ” です
言うに及ばず、時計の文字盤には今までに様々なカラーが用いられてきました
ドレスウォッチの白文字盤やスポーツウォッチの黒文字盤はベーシックなものとして昔から変わりありませんし、2000年代に入ってからはグレー、茶色、ブルーなどのカラー文字盤が各社からほとんど同時に発表されるかたちでトレンドとなっています
そして2021年の今、過去にない勢いで広まっている文字盤のカラーが他でもない緑色です
時計の文字盤としてはファッション的な要素が強く白・黒・青の定番色に比べると難易度が高い印象がありますが、ひとくちに緑色と言ってもかなりのバリエーションがあり、時計好きを一目惚れさせるポテンシャルを持っていることも事実です
というわけで、今回はTOMPKINSでご覧いただける緑色の文字盤を持った時計をできる限り紹介していきますよ
まずはメタリックなグリーンの文字盤をもったモデルたち
定番色にはない華やかさが魅力です
TAG HEUER カレラ ホイヤー02 スポーツクロノグラフ
IWC ポルトギーゼ・クロノグラフ
EDOX クロノオフショア1 クォーツクロノグラフ
BREITLING クロノマット B01 42 ベントレーエディション
続いて紹介するマットな質感のタイプはミリタリー感が強まり男らしい印象です
BREITLING スーパーオーシャン オートマティック 44
IWC スピットファイア・クロノグラフ
できる限りの緑の文字盤を集めてみましたが目を奪われるものはあったでしょうか?
緑色の文字盤は毎日のように使う時計としてはベーシックな黒や白に比べるとハードルが高いカラーであることは確かでしょう
また、飽きの来ないカラーであるかと問われると、その点においても他の多くのカラーと比べると個性が強いきらいがあります
しかし、時計史上最も緑色の文字盤をもった時計が豊作な現在は、様々な選択肢から自分にとって理想的な緑色を探すのにベストのタイミングと言いかえることも可能です
このトレンドがいつまで続くかはまだ分かりませんが、質感や濃淡などで無限のバリエーションが存在する今だからこそ、各社の緑色の文字盤に是非ご注目いただきたいと思います