インテリ的カラー

こんにちは、TOMPKINS水戸の大橋です
いきなりですが皆さんは何色の文字盤の時計をお使いですか?
店頭でお話ししている限り、男性には黒文字盤が1番人気だと思います
若々しく、スポーティな印象を与えるのが黒文字盤です
対抗は白文字盤ですね
多くの場合、同じデザインの時計であれば黒文字盤より視認性に優れています
誠実さ、清潔感といったクリーンなイメージを得ることができるでしょう
実はこの2強に挑むようなかたちで最近ジワジワ増えているカラーがグレー文字盤です
メーカーによってはスレート(岩)、アントラサイト(炭)、スチール(鉄)などとも呼ばれていますが、今までにはあまり無かった選択肢として各メーカーがグレー文字盤の時計を積極的にリリースしています
グレー文字盤の時計の印象は、モダンで上品、洗練された大人といった感じに見えますね
また、黒でも白でもない中間色なので、様々な色の洋服にも合わせやすいはずです
今日はそんないいとこ取りのグレー文字盤の時計を幾つか紹介します
◉TAG Heuer カレラ GMT グランドデイト
大きい日付表示に海外の時間を設定しておけるGMT機能付きで国際派ビジネスマンにはピッタリの時計だと思います
端正な顔立ちもあって飽きずに長く使えそうですし、タグホイヤーでは珍しいクロノメーター取得モデルなので精度も折り紙付きです
◉OMEGA スピードマスター Mk-Ⅱ
デザインとカラーリングによってカジュアルにもなりますが、抑えの効いたグレーのおかげでスタイリッシュさもキープしています
復刻デザイン特有のレトロな雰囲気がいい味を醸し出す時計です
◉IWC スピットファイア クロノグラフ
IWCらしい圧倒的な質感へのこだわりは当然ながらサンレイ仕上げを施したグレー文字盤でも充分に堪能できます
黒文字盤と茶色い革ベルトではコントラストがつきすぎる傾向がありますが、グレー文字盤と茶色い革ベルトとの相性は絶妙ですね
※サンレイ仕上げ・・・文字盤に光が当たったときに放射状の筋目が見える仕上げのことです。
いかがでしょう?いずれのモデルもグレー文字盤を採用することで、落ち着いた雰囲気を保ちながら程よく個性を発揮することに成功していると思います
英語には"gray matter"という表現があるそうですが、これは脳の中の灰白質という部分をあらわす言葉で、転じてある人物の頭脳や知力を示すときに用いるようです
確かに白髪の紳士が知的に見えたり、銀縁メガネをかけている人は仕事が出来そうに見えますが(私だけ?)、グレーという色にインテリジェンスのイメージが引き起こされるというのは偶然ではないかもしれません
グレー文字盤の時計を身に付けたときもその人を知的に見せる、そんな効果を期待してもいいのかと思った大橋でした