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こんにちは、TOMPKINS水戸の大橋です
連日更新してますがBREITLING FAIR絶賛開催中です
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CHRONOMAT AIRBORNEです
昨年発表されたクロノマット誕生30周年記念モデルですね
そもそも初代クロノマットは1942年に
CHRONO(=時間) + MAThmatics(=計算)
という由来で名付けられた回転計算尺つきの航空クロノグラフとして生まれています
写真のとおり、その基本的なつくりは10年後に発表されるナビタイマーに受け継がれます
そして時は流れること40年、イタリア空軍アクロバットチームの意見を採り入れて1984年に復活したのが現在のクロノマットの原型です
ちなみに当時は機械式時計冬の時代と言われたほど、スイス時計産業は日本製のクォーツ時計に押されていた時期です
従来の機械式時計より薄くて正確、しかも安価のクォーツ時計がグローバルスタンダードになる中、ブライトリングが社運をかけて開発したのが時代に逆行する機械式クロノグラフのクロノマットなのです
さらにクロノマットはパイロットの求めるクオリティを達成するだけでなく、それまでにない豊富な文字盤のバリエーションを用意することでファッション性まで兼ね備えることになります。
クォーツ全盛の時期にあえて機械式クロノグラフを作るという男気たっぷりの決断は功を奏し、クロノマットはパイロットだけでなく一般の時計ファンにも受け入れられ、ブライトリング社はピンチを乗り切りました
そういった経緯から今でもクロノマットはブライトリングのラインアップの中でも特に文字盤などのバリエーションが豊富なシリーズとなっているのです
現在のクロノマットは2009年にさらなる高級感とデザイン性を意識させるモデルへと進化しましたが、その一方で1984年のモデルのような実直なパイロットウォッチを復活させたのがクロノマット・エアボーンなんですね
特にライダータブ付きの回転ベゼルがクロノマットの正統な後継者であることを物語っているように思えます
そう言えばクロノマット・エアボーンはスイスでの生産が今年いっぱいで終了になる予定です
あくまで30周年記念モデルだからということですが、残念ですね