TOMPKINSブログ

パイロットウォッチ3兄弟

TOMPKINS 水戸

皆さんこんにちは、TOMPKINS水戸の大橋です

新年を迎えて3日目ですが有意義なお正月を過ごしておりますでしょうか?
私は3日目にして近くの小さな神社へ初詣に行って来ました
朝早かった為私の他に人はおろか猫一匹いなかったので、普段通っている神社とはいえ随分厳かな雰囲気がありましたね

さて本日はIWCのパイロットウォッチシリーズからクロノグラフ3兄弟を紹介します

まずは三男、パイロットウォッチ クロノグラフです

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IWCでは古くからある定番のクロノグラフですね
必要不可欠な表示のみを上手く配置しているのでクロノグラフとしてはとても見やすいと思います
ケース径は43mm、高度計をモチーフとした3日分の大きさの日付表示がポイントです


次は次男、スピットファイア クロノグラフです

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スピットファイアとは第二次世界大戦で活躍したイギリスの戦闘機の名前ですが
IWCは英国空軍に腕時計を納品していたことがあったのでこの名前が付けられています
こちらのモデルは自社設計ムーブメントが搭載されていて、高級クロノグラフに採用されることが多いフライバック機能がついています

<フライバック機能とは>
クロノグラフ作動中に再度ゼロから計測し直したいときに、一回のボタン操作だけで再スタートが可能な機能のことです
通常は①とりあえずストップ→②リセットをしてから→③再スタートという流れですが、フライバック機能がついている場合はクロノグラフ作動中にリセットボタンを一回押すだけで全ての針が瞬時にゼロ位置に戻って再スタートしてくれます


最後は長男のパイロット ウォッチ ダブル クロノグラフです

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満を持して登場のダブルクロノグラフですが、なぜこの時計が長男扱いかというとクロノグラフの王様とも言うべき機能が備わっているからなのです
三男のパイロットウォッチクロノグラフと比べて大差ないようにも見えますが10時位置にボタンがひとつ増えていますね
クロノグラフ計測中にこのボタンを押すとこの通り、、、


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ストップウォッチの秒針が二つに

これでふたつの対象の経過時間を測れるというスグレモノなのです
他メーカーではスプリットセコンドクロノグラフと呼ばれるこの機能は前出のフライバック機能よりも複雑な為、製造できるメーカーは限られています
それが定番モデルとしてラインアップされているなんて、さすがIWC

3兄弟の紹介が終わったところでIWCのモノづくりに対するプライドを見ていただこうと思います

それがこちらの画像です!

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よーく見るとクロノグラフの秒針の先が文字盤に向かって微妙に曲げられています
文字盤の中央には針が3本重なっていますが、一番上に留められるクロノグラフの針はどうしても高さが出てしまいます
針と文字盤との間が広がると斜めから見たときに何秒を指しているのか一瞬では把握しづらくなるので、それを解消する為にわざと針の先端を曲げてあるのです

さ、さすがIWC、ここまでするのはTOMPKINSの取り扱いの中ではこのメーカーくらいなものです

一見シンプルな印象の時計が多いIWCですが、世の中シンプルに見えるものほど奥が深いものです
是非店頭にてその生真面目な作り込みを体感ください