TOMPKINSブログ

2015 NEW PORTUGIESER

TOMPKINS 水戸

こんにちは、TOMPKINS水戸の大橋です

今日は2015年の新作である

 IWC ポルトギーゼ オートマティック

をご紹介します


IWCのラインアップの中でも人気のあるポルトギーゼですが、今年は誕生から75周年という節目の年なので新しいモデルに加えて既存のモデルもリニューアルしています

まずは正面から

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ご覧の通り外観は既存のモデルとほとんど変わりません。

3時位置にゼンマイの残り時間、9時位置に秒針を配したレイアウトもいっしょです

念のためサイドからもどうぞ

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相変わらずの堂々とした厚みが有ります(14.5mm)

以前のモデルが完売してしまったため比べられませんが、新モデルはラグが少し短くなっています

続いて裏蓋をどうぞ

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ケース目一杯に詰まったムーブメントは新開発のcal.52010で、以前のムーブメントと見映えが異なります。この写真で変化に気づいた方はかなりのIWCファンですね

7日間のロングパワーリザーブはそのままですが振動数を6振動毎秒から8振動毎秒にアップ、ゼンマイも一本の長いものから二本をつなげて動かす仕組みに変更しているのでさらなる高精度が期待できます

また、ムーブメント中央やや右に見える黒いパーツは自動巻の巻き上げ部分で、新たにセラミック製パーツを採用することで消耗を抑えられるように改良されています


以上をまとめると、外観はほぼそのままながら実用に向く時計へと手堅く進化させたという印象ですね


最後にひとつIWCのこだわりを見ていただきましょう

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文字盤に寄った写真ですが、注目は時分針の根元です

上に分針、下に時針が付いていますがさらにその下にひとつワッシャーのようなパーツが付いています。

これは文字盤と針の根元の間に隙間が大きく開いてしまって見映えが悪くなるのを防ぐための工夫なんです

この細やかな配慮はIWCでも一部のモデルに限られますが、繊細な印象のポルトギーゼだからこそのディテールと言えますね

是非とも一度手にとってお確かめ下さい